大橋美加の”シネマフル・デイズ”⑧『赤ちゃん泥棒』

1987年 アメリカ映画 ジョエル&イーサン・コーエン監督『赤ちゃん泥棒』 (RAISING ARIZONA) 今やオスカー監督にして、 現代アメリカ映画界の文化水準を支えているともいえる コーエン兄弟の、初期の痛快作。 20代のニコラス・ケイジとホリー・ハンターが演じる凸凹夫婦がCUTE! 窃盗常習犯の男と婦警が恋に落ち、結婚するまでの経緯が足早に語られる滑り出しから、 あっという間にコーエン兄弟の世界に引きずり込まれてしまう! すごい才能の兄弟映画作家が現れたと、浮かれたものだ。 フランク・キャプラやビリー・ワイルダーのラヴ・コメディに於ける スラプスティック要素と、コミック風のキャラ、独自のオフビート感覚。 達者な役者を活かしきった笑いと涙。この時代のコーエン兄弟、勢いがあったなあ・・・ 愛し合う夫婦が子どもを望まないわけはない。 もっともありがちなストーリーを、類のないドラマに仕立てる才能に感服! 久々に観て、大いに笑い、ラスト・シーンにはまたまた涙。元気でちゃうぞ~!

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