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『砂漠の流れ者/ケイブル・ホーグのバラード』

”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.253

1970年 アメリカ映画 サム・ペキンパー監督

(The Ballad of Cable Hogue)

ペキンパーの異色作である。

代表作群とはテイストが違う。

ジェイソン・ロバーツのキャラクターに負う部分かなり多し。


ヴァイオレンスを生なましく描くペキンパー作品だが、

意外にも1970年代によくテレビ放映されていた。

『ワイルドバンチ』(’69)『わらの犬』(’71) 「ゲッタウェィ』(’72) ”カ”の項で紹介した『ガルシアの首』(’74)など、

最初に観たのはテレビである。

カットされまくりだったのか(笑) 名画座で観なおし、違いに驚いたものだ。


本作は1991年の再公開の際、試写室で初めて観た。

いきなり縞々のオオトカゲのクロース・アップ!うわあああ!

J.ロバーツ扮するケイブル・ホーグが、 砂漠に置き去りにされるシーンから始まるが、

ヴァイオレンス無しで淡々と進む。

そしていきなり、ステラ・スティーヴンスの胸の谷間!


セミ・ミュージカルとまではいかないが、 何故か歌がフィーチュアされるのも異色。

地道な一発屋、気のいい娼婦、女たらしの伝道師と、

役名にそぐわないキャラクターばかりが揃い、大騒ぎ。

オフビートに展開し、見事なラスト・シーンに大喝采!

”ア”の項で紹介した『明日に向かって撃て!』(’69)の顛末とも

響き合うと感じてしまうのは美加だけかなあ…

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