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『三人の名付親』

”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.252

1948年 アメリカ映画 ジョン・フォード監督

(3Godfathers)

ジョン・フォード作品に凝った時期があり、西部劇もたくさん観たが、

ジョン・ウェインをどうも好きになれなかった。

身体の大きさも虚像っぽくて、真に強いオトコに見えない。

ブーツの踵、6~7センチありそうだし(笑)

女性との絡みもサマにならず、全く惹かれる部分がなかったのだ。


本作は異色の西部劇と呼べるだろう。

ウェイン演じるボブ、メキシコ人ペドロと年若いキッドはならず者3人組。

灼熱の砂漠に逃走し、幌馬車のなかに残された妊婦と往き合う。

初産にしては老けて見える妊婦はフォード組のミルドレッド・ナトウィック。


赤ん坊を取り上げてからの珍道中にはペイソスがあふれる。

ジョン・ウェインはご婦人より赤ちゃんを抱くほうが味が出るよねえ!

ならず者の裁判を酒場のカウンター越しに行なうシチュエイションも和むしかない。

”西部劇”の括りより、ハリウッド産の数あるクリスマス・ファンタジーに加えるべき一篇。

ちなみに、コリーヌ・セローが大ヒット作『赤ちゃんに乾杯!』(’85)を

本作を参考にしたと唱える説は多いようだが、ちょっと怪しいかな・・・。

比べて鑑賞するのは映画ファンの愉しみと信じますが。

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