『ゴッドファーザー』

”大橋美加のシネマフル・デイズ”No.246

1972年 アメリカ映画 フランシス・フォード・コッポラ監督

(The Godfather)


ゴードン・ウィリスの創り出すルック。

マーロン・ブランドーの化けっぷり。

何回観ても、感心する。


軽薄で直情型の長男ソニーより、

知的で冷静な三男マイケルが冷酷に見える。

何回観ても、同じ感慨。


トム・ヘイゲンは本当は何者なのか?

今回、観かえして感じた。


何故だろう?コルレオーネ・ファミリーが自分の家族みたいに見えてくる。

住んだことのない国、つき合ったことのないイタリアン・マフィアの物語であるのに。





とりも直さず、これは”家族”の物語であるからだろう。

ひとは逃げられる。どんなものからも。

でも、血を分けた家族からは逃げられない。


重体のヴィトーがマイケルに流す、ひとすじの涙。

クリスマスの電飾が施された病院のシーンは、

何回観ても涙を禁じ得ない。


本作は殺戮の物語ではない。

ひとが生きかたを決める物語なのだと思う。

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